仕事帰りに電話をすると、今日も妻は1日ダウンしていたらしい。洗濯、料理など義母の世話になった。
吐き気がひどくて、空咳も出る。
生あくびが出るけれど、寝るにも寝れず、テレビも観る気力なく。
何より、蕁麻疹が治らないという。
背中も足も痒くて、目も腫れて。
その辛さの1つも変わってやれんのが歯痒い。
歯は痒くならんけども。
帰りに、薬局に寄る。
薬剤師は不在。でも、見識のありそうな白衣の店員さんに出会えたので尋ねてみた。この方がとても親切で相談に乗ってもらえた。
おすすめはステロイドが配合されたものらしいけど、胎児への影響を気にするなら、患部にだけ効いて体内で低活性化するアンテドラッグもあると言う。
効き目は薄いかもしれんけど、安心安全を優先して選んだ。
「目や鼻など粘膜の近くは避けてください」とのこと。本当に親切。
で。
帰宅したら、ブランケットをかぶって寝ている妻。
そろそろ見慣れてきた光景。
アーノルドローベルの「お手紙」に出てくる、ベッドで寝ているがまくんみたいな図。
寝ている妻と会話しながら、夕ご飯の支度を行う。
とは言っても義母が鍋を作ってくれていたので、温めるだけやけど。
いつもは食事しながら観るテレビもオフ。ドラマの録画が結構溜まっているみたい。
ごはんは、いつも通り食べられたけど、やっぱりお腹が気持ち悪いらしい。吐き気はするけど吐けなくて、食べるとすっきりして。四六時中、そんな気持ち悪さがつきまとう。つわりを悪阻と書くのも分かる気がする。
蕁麻疹は温まると広がるので、風呂にも浸かれず、シャワーで体を洗い、寒い寒いと言いながら風呂から出てきて、ストーブにあたる妻。ミルクティーを飲んで、長い1日が終わる。
蕁麻疹の腫れに、軟膏をたっぷり塗って願う。
今晩はぐっすりと眠れますように。