小分け作戦
朝、4時半。唸り声で目が覚める。
斉藤隆介の「モチモチの木」では、じさまが豆太の枕元で熊のように唸ってたっけ。
こちらは腹が張って寝られぬ妻。
お腹をさすってやる。
「の」の字にさするとマシになるらしい。
「野」を書いたら怒られた。
しばらくさすると、安定したよう。
でも、5時半ごろ起きて、トイレへ。
咳と吐き気と。かなり辛そう。
僕もベッドから起きて様子を見に行く。
トイレから出た妻は、イチゴを食べ、水を飲み、熱を測った。6度6分。5度代の妻にとっては微熱。これが日中、7度代になるから、しんどいらしい。
体が弱らんように、栄養と水分をとらなあかん。
昨日は湯煎もレンチンも1人で出来んかったから、
冷蔵庫からパッと出して食べられるものを作った。
ヨーグルトも小分けにして手間を省く。
ごはんも、1合炊いて、小さく握った。
幼児が食べるんかぐらい、小さく。
ラップ様様。
タッパー様様。
食べられるかどうかは、置いといて。
妻も、何が食べられるか分からんらしい。
規準は、体に聞く。
「吐いたらアウト」
まさに人体実験や。
アウトになった飲み物は、緑茶、番茶、コーラ。
紅茶やアイスミルクティーはいけるらしい。
食べ物は、まだアウト出てないから、これからやなぁ。